【大紀元日本1月3日】潘基文(バン・ギムン)・元韓国外交通商相(62)は1月1日、第8代国連事務総長に就任した。潘氏は就任後に世界各地における危機解決に直面するほか、国連自身の改革にも意欲を示した。
AFP通信社によると、国連はこれまでに、イラクの「石油食糧プログラム」の不正疑惑を含む一連のスキャンダルを巡り、より効率的で透明化した道徳と管理の厳しい組織への改革が求められており、2005年よりから展開されている国連内部の改革をアナン前事務総長から引き継ぐことから、潘氏の動きは加盟国から注目されているという。特に、これまでに潘氏を全力的に支援してきた米国がその手腕に期待している。
潘氏は12月の記者会見で、国連の信頼を回復したいと表明した上、世界規模の地域性衝突問題に注力すると示唆した。
潘氏は2日、記者団に対し、自ら「協調者」と「仲裁者」を目指すとし、中東危機、レバノン情勢およびスーダンのダルフール問題、北朝鮮の核問題などが優先的に取り組む仕事であると示した。