【大紀元日本1月18日】北朝鮮情勢に詳しい韓国デイリーNKネット・サイトは15日、北朝鮮北東部の咸鏡北道清津市で起きた伝染病は急速に拡大し、当局は緊急事態に直面していると報じた。報道によると、北朝鮮の清津市だけでも3千人が感染したとし、学校および一部の企業は休校と休業になり、鉄道の運行も影響を受け、住民の移動も制限され、全市はマヒ状態になったという。
報道によると、平壌を含む幾つかの都市では、猩紅熱(猩紅熱)、チフス、B型チフス、発疹チフス等伝染病が拡大しているため、緊急事態となった。死亡者数の統計はまだ行っていないという。
報道によると、同市内での感染者は3千人を超えているとみられ、殆どが高熱に伴い全身に赤い発疹ができる猩紅熱に感染しているという。季節はずれの伝染病が拡大したのは飲用水の汚染によるものと、治療用薬品の不備が原因であるという。
一方、情報筋によると伝染病が拡大したほか、飢饉による死者も出ているという。当局は景観を損なわないため、市内各区の約200人の死体が病院へ運ばれ保管されているという。
猩紅熱は、昨年10月に北朝鮮両江道地域で発生してから、鉄道の運行が中止されたほど深刻な状態に陥り、現在は平壌を含む全国に波及している。
(記者・童_xin_)