EU委員訪中、対中武器禁輸制裁を堅持

2007/01/20 更新: 2007/01/20

【大紀元日本1月20日】欧州委員会 の対外関係担当委員ベニータ・フェレーロ=ヴァルトナー氏(オーストリア出身)は北京訪問中に、中国と戦略的パートナーシップを強めると合意したが、北京当局が人権問題を改善しない限りEU対中武器禁輸制裁を解除しないと強く主張した。

フェレーロ=ヴァルトナー氏は18日、「我々は武器禁輸解除を検討しているが、(中国の)正しい環境が実現できることは前提」と北京でメディアにそう話した。「つまり、▽国連の人権条約を承認すること▽1989年天安門事件で監禁された人たちを釈放すること▽労働矯正制度の廃棄が前提」とした。

EUと北京当局は先週、北京で環境などの領域で経済と商業的な協力関係構築について商談を行った。同氏が両者間のパートナーシップと協力関係の契約に合意するまで何年もかけるかもしれないという。

同氏の発言の前日、中国の李肇星・外相がEUの対中武器禁輸制裁は中国への「差別」だと批判、制裁の解除を呼びかけた。

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