中国広州の衣服、約5割に発癌物質

2007/01/30 更新: 2007/01/30

【大紀元日本1月30日】 広州市工商局はこのほど、市内のカジュアル・ウェア100品目について抜き取り検査を行い、衣服の約54%が「品質不合格」であることを発見、一部衣料には、「芳香アミン(芳香胺)」などの発癌物質が含有されていた。

「広州日報」によると、広州市工商局はこのほど、広州市の市場・スーパーマーケット17個所で国内外産のカジュアル・ウェア100品目について調査、種類は主に、Gパンやジャージ、Tシャツなど。

25日に発表された調査結果では、衣服の54%が「不合格」で、特に広州製衣服について「不合格」は6割を超えた。「不合格」の衣服中「SNOOPY (スヌーピー)」などのブランド品にも「芳香アミン」などの発ガン物資が、規定の10倍以上含有されていた。

専門家の指摘によると、「芳香アミン」は人体に有害な染料の一種で、長期間接触すると発ガンの危険性がある。潜伏期間は、約20年間。香港中文大学・生化学系教授の何永成氏によると、芳香アミンを長期間皮膚から吸収すると膀胱ガンになる可能性があり、素人には外見からは判断がつきにくく、また水で洗っても除去できないという。

広州の今回の「不合格品」には、「芳香アミン」以外に、衣服17品目に酸・アルカリのPH値も規定を超えていた。これは皮膚過敏を引き起こすという。 広州市工商局はこのほど、不合格品の衣服を販売停止にするとともに、経営者は法に従ってそれらを「処分」するよう行政指導した。

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