【大紀元日本1月31日】スウェーデン・テレビ局の報道によると、1645年に創刊した世界でもっとも悠久な歴史を持つ「ポスト・アンド・ドメスティック・ニュースペパー(Post och Inrikes Tidningar、(以下、PoIT)」紙は、発行して362年の年月を経て、2007年1月1日に廃刊したという。同紙は今後、デジタル・オンラインのみで読者へ情報を提供することになるという。
スウェーデンのPoIT紙は世界最長寿の新聞紙であり、スウェーデンで唯一全国の企業および個人公告を掲載する官製報道メディアで、スウェーデン国内のすべての破産、債務処理、企業の重要事務および破産競売等の情報は必ず同紙に掲載するという。
PoIT紙は元々は海外向け郵送新聞および国内向け新聞の2種類の前身からなった新聞である。
スウェーデンの「ザ・ローカル」紙によると、PoIT紙はクリスティーナ女王(Queen Kristina)とアドバイザーのAxel Oxenstierna氏が、外国の情報を多く取り入れるために、1645年に創刊したという。
18世紀末にガストファ3世は、PoIT紙をスウェーデン・アカデミーとして発行を支援し始め、現在でも同アカデミーのホラティウス・エングダール事務次官が管理しており、「官庁機関紙」という立場にあるという。