【大紀元日本2月1日】1989年6月4日に起きた天安門事件を顧みる「六四天安門詩集」がこのほど、中国政府から調査・押収命令を受け、その出版が危ぶまれている。本件に関し、「六四詩集編集顧問委員会」は反発している。
六四天安門詩集の編纂後、詩集編集顧問委員会はこのほど、安徽省准南市新聞出版局と版権局から「六四詩集」の調査・押収命令を受けた。当委員会は、このような行動は安徽省だけで決定できるものではなく、中国政府が全面的にかかわっていると酷く憤慨している。
委員会の一人で、詩人の蒋品超氏は米国ロサンゼルスで、「言論の自由を守り、歴史的真相に迫り、中国民衆の知る権利を守るため、六四詩集サイトでの署名活動を禁ずる中国政府の措置に断固反対する。民衆の支持と理解を勝取り、中国社会が民主的かつ自由に創作活動ができるよう寄与する」と述べた。
署名活動は目下、中国民主活動家・魏京生氏など100人からの支持を得ている。「六四詩集」は、今年6月4日に全世界規模で出版される予定だ。