北海道で開発された牛乳を使った発泡酒が話題を呼んでいる。商品名はビールとミルクを掛け合わせた「ビルク」。
同商品を発案した中標津町の酒屋「なかはら」の中原社長は、牛乳が生産過剰になっていると耳にしたことが商品開発のきっかけだったとしている。
日本酪農乳業協会によると、国内の牛乳消費量は年々減少しており、北海道では昨年3月に生産過剰を受けて約900トンが廃棄されていた。
「ビルク」は原料に牛乳を約30%使用しており、製造方法は通常のビールとさほど変わらないという。
地元のビール会社と共同で取り組んだ商品開発には約半年を費やし、現地限定で2月1日に発売が開始された。中原社長によると、現在は6店舗でしか取り扱っておらず、メディアの注目も手伝って品切れ状態になっているという。
[東京 13日 ロイター]