【大紀元日本3月6日】上海で離婚するカップルが急増している。調べによると、一昨年には1日平均84組だったのが、昨年は毎日平均102組が離婚と21%も増加していることがわかった。
上海市婚姻管理所の資料によると、離婚申請を行う人のうち、市内在住は市外より多く、低学歴者は高学歴者より多く、無職者は在職者より多く、申し出は男性より女性が多いという。
婚姻期間は、一週間から一ヶ月、半年間なども見られる。離婚の理由はさまざまだが、最も多いのが感情のすれ違いや些細な事で喧嘩になり、離婚に発展するケース。婚姻登録センターの職員によると、彼らは離婚手続きをしている最中も興奮を抑えられない状態だという。ある若い夫婦は結婚して三ヶ月で離婚、原因は男性が優しくないことと車の運転のスピードが速いことだと女性が説明した。
1960、70年代生まれの世代と比べると、一人っ子政策の世代はわがままで、自己中心的な人が多く、結婚生活の中で、譲ることや許し合うことが苦手であり、結婚生活がとても脆いものになっていると言われている。更に、この世代は結婚生活への要求が高く、平凡な生活に満足せず、妥協することを望まないタイプが多いと関係者は分析する。
そのほか、40代と50代の夫婦も離婚のピークを迎えている。昨年この年齢層で協議離婚に至った夫婦は全体数の35%を占めた。
協議離婚に至った夫婦の離婚理由は、感情のすれ違いや性格の不一致など。また、身内の争い、再婚トラブル、金銭問題、子供の教育、病気、浮気や不倫なども離婚理由に挙がっている。