【大紀元日本3月11日】中国山西省科学技術専門家協会の元秘書長・賈甲氏(55)は3月10日午後、インドネシア当局にバリ島の拘置所に監禁された。賈氏は、インドネシア滞在中では同国の法律を遵守し、法律を違反することは一切なかったと強調し、当局警察に強制的勾留される理由も、移民局へ連行され中国へ強制送還される理由もないと強く主張し抗議した。
賈氏は地元時間の3月9日午前9時、インドネシア大紀元が開かれる記者会見に招かれた。しかし、記者会見は地元の警察に阻止されたため、記者会見は急遽交流会に変更した。賈氏は警察の指示に従い、公開発表は行わずに、来場者と談話方式に変えたが、賈氏は話そうとする都度に警察に阻止された。当日午後12時過ぎ、警察側は賈氏に対して、警察局まで同行しなければ、強制連行すると脅かした。賈氏は警察に同行したが、同6時頃に部屋に監禁された。夜8時、賈氏の弁護士は警察側と交渉を行ったが、当局は賈氏を中国へ強制送還すると一方的だった。
内情を熟知する者によると、当局は中国共産(中共)党の強い圧力を受けており、中共は両国関係をもって、当局に対して脅かしているから、インドネシア当局は賈氏が如何なる違法行為もない状況下に、賈氏を中国大陸へ強制送還するのだという。
(記者・呉雪児)