【大紀元日本3月22日】中国広東省安全監察局副局長胡建昌は鉱山オーナー曾雲高の賄賂を受け取り、広東省梅州興寧市大興石炭鉱に違法で安全生産許可書を発行したことで、大興石炭鉱が重大な事故を発生し、鉱山労働者121人が死亡した。この事件で前日広州市法廷は収賄罪で胡建昌に3年の実刑判決を下った。
新華社は検察の求刑論告を引用し、2003年4月安全監察局監察管理第一所で勤めている胡建昌は安全検査のため梅州興寧市に訪れた際、鉱山オーナー曾雲高は胡建昌が泊まる招待所で1万香港ドルの封筒を渡し、自分が所有している2つの鉱山に石炭生産許可書と安全許可書を発行してもらうためであると伝えた。
調査によると、その後、曾雲高は3回同じ封筒を胡建昌に渡した、しかも、2002年前後胡建昌は既に数回渉って曾雲高から合計10万人民元の賄賂を受け取った。
2004年初め、広東省安全監察局は省政府の直轄に昇格され独立機関となり、同年五月胡建昌は副局長に任命された。2005年6月胡建昌は証明資料不備のことを承知の上で、大興石炭鉱に「石炭鉱企業安全生産許可書」を発行した。その結果、僅か2ヶ月後大興石炭鉱で鉱山事故が発生し、121人の鉱山労働者が死亡した。