【大紀元日本4月3日】新華社等中国国内メディアによると、4月1日、四川省重慶市は暴風に伴い雹および暴雨に見舞われ、萬州、雲陽、梁平、彭水等12の区で13人が死亡し、被害は全市に及び、被災者は100万人を超え、直接経済損害が1億9800万元(約30億円)に上ったという。
報道によると、雲陽県では1日の午前7時および午後1時に、2度にわたり30分間雹が降り続けたという。雹の大きさは白玉くらいのものからタマゴほどの大きさまで様々だったという。被害のもっとも深刻な龍橋村では、小麦、油菜の作物はほぼ全滅で、稲やとうもろこしの苗等も深刻な被害に遭い、甚大な損害を被ったという。
また、開県では1日の午前4時50分から午後2時20分頃まで、4度にわたり特大サイズの降雹に伴い強風、暴雨に見舞われ、17の郷鎮が程度こそ異なるが深刻な被害を受けた。県内では1人が雷に遭い死亡し、1人が重傷。直接経済損失は3000万元(約4億5600万円)に上るとみられる。降雹は渝宜高速道路の一部の交通麻痺をきたし、同日の夜7時に交通管制がようやく解除されたという。
一方、広東省惠州では、2日の午前10時12分から午後2時30分までに暴雨と降雹に見舞われた。目撃者によると、当時は町中に至るところにタマゴと同様なサイズの大きい雹が満ちており、非常に稀にみる天気であるという。惠州のほかに肇慶、清遠、佛山、広州、東莞等地域においても、大雨と暴風が現れたという。
また、福建省は中部および北部にも、雷雨、暴風、降雹が現れたという。