【大紀元日本4月7日】新華ネットによると、6日午前9時、瀋陽市南京北街の東北自動車部品工業団地で、火災が発生し、同日午後10時になってもまだ鎮火できないでいるという。火災からもたらした空気の汚染およびほこりは、周辺地区へ深刻に波及している。現時点では、死者1人とみられる。
報道によると、濃い煙はビルの中から続々と湧いてきており、ビルの上層部分の炎ははっきりと見えて、現場には数百人の武装警察などが厳しく警備しているという。一方、瀋陽市は合計14カ所の消防署中隊、消防車78台、消防士274人を出動させ、消火活動にあてた。
しかし、強い炎で周辺地区は停電と断水となり、住民たちは日常生活や食事の支度ができなくなったという。火災は自動車部品のメーカーが集中する場所であるため、タイヤ、潤滑油、プラスチック製品など燃えやすいものが満ちており、事故現場および周辺の大気中に鼻を刺激するような臭いが充満しており、大気汚染がひどく、住民たちの生活に深刻な影響を及ぼしている。
周辺の100戸の住民は避難したが、火災は未だに延焼し続けている。現時点では死者1人。警察は火災の原因調査を急いでいる。