【大紀元日本4月18日】毎年もっとも多くの死傷者を出しているタイの水掛祭りは今年も、4月13日から17日までの6日間で318人の死者が出ている。
タイ内政部によると、死者273人、負傷者4293人を出した主な原因は、飲酒運転による交通事故であるという。ソンクラン(水掛祭り)はタイにおける旧正月で、人々が互いに水を掛けて新年を祝う。一方、水をかける行為は無礼講とされることから、走行中のクルマやバイクに水をかけることも多く、水の勢いでバランスを失った酔っ払いドライバーが事故を起こすことも多いという。
4月15日、死者の指紋を取る救急隊員(Tuwaedaniya MERINGING/AFP)
タイ政府はソンクラン期間中に、飲酒運転を警戒し臨時検問所を設置し、ドライバーに対してスリップによる事故を回避するために、運転速度を緩めるよう呼びかけた。また、市民に対しても、水掛するときに節度を持つよう呼びかけた。