【大紀元日本5月6日】廣東省雲浮(ユンフォ)市思勞(スーロー)鎮で豚に原因不明の疫病が爆發的に広がり、鎮內の豚の8割が病死。疫病はさらに広がる見込み。香港食環署によれば、香港は雲浮市から豚肉を少量に輸入しているため、香港食物安全センターは情況を把握するため、中国内地の関連部門と連絡を取るつもりだという。
広東テレビ局5日の報導によれば、染病にかかった豚は食欲を失い、皮膚が赤くなり熱が出る症候。畜産農家によればこの感染はひとつの病気ではなく、十数種の病気の綜合感染だという。現地の畜牧部門がサンプル調査を行っている。
思勞鎮の畜産農家によると、10日前に、村内の豚が發病し、その後次第に蔓延し、数日のうちに数百匹の豚が死亡した。病気にかかった豚は食欲を失い、皮膚が赤くなり、高熱を発したという。病気にかかった豚の肉がすでに流通されていることを心配する村民は、豚肉を食べる事を控えた。当地の食材取引市場では十数個の豚肉取引所のうち3つだけが営業しているという。
思勞鎮ではすでに800匹の豚が病死。當地村民によれば河や道路に豚の死骸があるという。さらに、疫症はすでに近隣の高要市白諸鎮にも及んだ。
香港豚肉取引総商会の許偉堅・副理事長は、香港市にも少量ではあるが雲浮からの豚肉が入っており、直ちに輸入を停止するという。
香港食物安全センタースポークスマンは5日夜、状況把握のため大陸の関連部門と連絡を取っていると発表した。