【大紀元日本7月5日】天安門広場に掲げられた毛沢東の肖像画が最近、攻撃されている。目撃者によると、この2ヶ月で、二回も攻撃されたという。7月2日、男性は爆竹に火をつけ、肖像画に向かって投げつけようとした際、近くにいた保安員に取り押さえられた。
AFP通信社は北京市警察にこの事件について問い合わせをしたが、この事件についてすぐに証明しなかった。
また、今年5月にも、失業中の男性が、この縦6メートル、横3メートルの巨大肖像画に火炎物を投げつけた。国営メディアの報道によると、一部が損傷したが、すぐに複製の肖像画を掛け直したという。
原版の毛沢東肖像画は1950年に中国の画家・張振仕氏が描いたもので、その後天安門に掛けられた肖像画はすべてこの絵の複製である。
1989年の天安門事件で、当時記者だった喩東岳氏は毛沢東の肖像画にインクで汚したことで、17年の実刑判決を受けた。
喩氏は出獄した後、家族と住んでいるが、服役中に受けた虐待により、精神的な障害に苦しんでいるという。