【大紀元日本7月8日】国連世界食糧計画(WFP)と国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)の3機関は5日、ジュネーブで合同記者会見を開き、現在、全世界の飢餓人口は8億5400万人で、アフリカの情況は最も深刻で、過去15年にアフリカで栄養不良は4500万人増えたと発表した。
国連ネットの報道によると、FAO副幹事のハッチャリク氏は全世界の飢餓対策の効果と状況は楽観視できないという。 同氏によると、人口の比率から見ても、データから見ても、世界は2015年までに飢餓人口を半減できないと話した。一部の国は進展があったが、世界全体の飢餓人口は減るところか、現在も増えているという。
また、IFADによると、世界人口の半分は都市部に住んでいるが、大多数の貧困は農村部に集中しているという、したがって農業の発展、サハラ南部の農業発展への投資は重視すべきであり、さもなくば世界の他地域の発展も、強い経済基礎を持った永続的発展を保つことができないという。