【大紀元日本7月9日】5月末からアオコの発生で汚染された中国江蘇省の無錫市は、7月4日の大雨で、再びアオコの被害を受けた。大雨後、市内を貫く古運河の水位が急速に上昇し、南長街にある堤防が決壊した場所から川の水が浸入したため、藻が岸まで溢れ、無錫は緑色の海のようになってしまった。
今年5月下旬、無錫市に隣する太湖は、梅梁湾100平方キロメートルの水域に発生した藻類に水面は厚く覆われ、大量の魚やカニが死んだ。飲用水として利用できなくなり、市民がスーパーの飲料水を争った。最近になり、藻が再び太湖で発生。
緑色の海に変身した無錫市は、インターネット上で話題となり、ネットユーザーらに「緑のオリンピック」「全国市区緑化面積最多の都市」「無錫の緑化率はすぐにも50%に達するだろう」などと揶揄されている。