中国四川省重慶市:暴雨により道路寸断

2007/07/16 更新: 2007/07/16

【大紀元日本7月16日】重慶市雲陽県南渓鎮衛星村の地滑り現場。バスの乗客が地滑り現場の道路の上を歩いて通っている。この山で続いている地滑りは交通の復旧と災害処理の難しさを増加させている。

6月23日、この地滑りの持続によって渝東地区の主幹道である渝バス路は断裂し、地滑り箇所の上部にある38戸、176名が緊急避難した。この地滑りは不安定で、沈下した道路は最も大きい所で2・5m、崩れてしまった路面は1km近くあり、修復は困難だという。また、重慶万州方面、奉節、巫山、宣昌へ向かうバスが道路を変更したため雲陽県南渓、桑坪、石門、双土、大陽の5郷鎮、15万の農村の住民は乗換をしなくてはならず、生産品と農業副産品の運送が困難で大変不便な思いをしているとのことだ。

6月の中旬頃、雲陽県では暴雨が続き、地滑りや土石流が140か所余りで発生。道路の損壊62か所、崩れた道路および地滑りした場所は45万平方キロメートル、家屋の倒壊1700戸余り、死者4名負傷者27名、直接経済損失は2億元近い。

関係者の分析では、災害の原因は今回の持続的な暴雨以外にも昨年発生した100年に一度と言われる干ばつもかかわりがあるとのことだ。干ばつのため広い範囲で地表が裂け、山が内部の深いところまで傷ついてしまった。このあとに雨が降り、その後雨が止んで地面が乾いたとしても山の傷は癒えていないという。長期にわたった降雨は山にとっては耐え切れず、この干ばつと暴雨が総合し、最終的に雲陽県に大きな災害をもたらしたとの見方をされている。

なお今回の暴雨は1週間以上続き、累計降雨量は400ミリ近か

(大紀元資料室)

(大紀元資料室)

(大紀元資料室)

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ったとのこと。

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