【大紀元日本7月17日】中国国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ、以下、質検総局)はこのほど、米国7社の肉製品(鶏の足、豚の耳を含む)の輸入を禁止することを発表した。
BBCによると、中国質検総局は、禁止された米肉製品の中にサルモネラ菌、飼料添加剤および禁止されている動物薬が含まれており、その内、世界最大手家禽肉加工企業のタイソン(Tyson)社製品から病原性サルモネラ菌が検出されたという。
指名された7社の中のカジル社は、中国質検総局の指摘を否定したが、サンダーソン社およびタイソン社からは、この件に対してのコメントはまだ出ていない。
今年に入ってから、米国およびカナダなどの国で、中国から輸入された食品から有毒物質が相次いで検出されたことによって、中国製食品および薬品の安全性について、国内外の関心が高まった。
これに対して、中国政府はこのほど、日本を含む一部の国からの製品輸入を禁止した。アナリストは、中国のやり方は、対外的に中国が唯一の「問題のある製品」を輸出する国ではないことをアピールしたいからだと指摘した。
中国質検総局検査部門の責任者は、中国の輸出品が品質基準に合格しないことは「稀にある」ことだと強調し、「ゼロ・リスクは存在しない」と主張した。