【大紀元日本7月31日】最近、中国製品と中国への憂慮は米国政府機構と少数の専門家から、一般の米国家庭にまで拡大した。このような情況の中、米国議会ビルでこのほど開かれた中国の真実を議論するシンポジウムでは、米国人の中国に対する関心が高まっていることが示された。
7月18日、米国議会ビルで中国の真相を議論するシンポジウムが開かれ、参加者が殺到し、定員を数十人超えるほどの盛況ぶりを見せた。
テキサス州の民主党下院議員シーラ・ジャクソン・リー(Sheila Jackson Lee)氏は証言陳述を行い、中国における共産党からの脱退運動を特別に強調し、「過去には、米国人は中国共産党に対し、沈黙を保ってきた。しかし、この党は知識人の自由を抑圧するのを始め、大勢の大学生を殺害し、そして法輪功には『残酷で、言葉で形容できない』迫害を8年間続けてきた」と発言し、「私は(中国共産党からの脱退を宣言した)2300万人の中国人に感謝の意を伝えたい。彼らは勇敢に立ち上がり、『私は中共から離脱する、監獄で苦しみに耐え続けた末亡くなった人々を代表して、中共への脱退を宣言。私はさらなる多くの国家犯罪を目にしたくない。終わりのない迫害が進行するのをみたくない』と誓った」と力説。
シンポジウムで発言するシーラ・ジャクソン・リー議員(大紀元)
カリフォルニア州の共和党下院議員ダナ・ローラバーカー(Dana Rohrabacher)氏は、「米国が国際舞台で、中国共産党を尊敬すべきパートナーと見なすならば、中国共産党の国家犯罪を容認することになる。これは中国人の利益を損なうだけではなく、米国の子孫代々も、この行為に代償を支払わなければならない。我々は中国人民と協力すべきであり、迫害の加担者になってはならない」と述べた。
シンポジウムでスピーチするダナ・ローラバーカー議員(大紀元)
シンポジウム翌日の7月19日正午、米国議会議員数人、非政府組織の代表ら、専門家と学者らは、議会ビル前で開かれた集会に参加し、中国共産党の専制を制止、法輪功への8年間続いてきた集団迫害の停止を呼びかけた。
多くの米国人は、中国を手助けすることは、恩恵と援助ではなく、自己生存に必要なことと認識し始めている。中国製品は自分らの健康を損ない、中国での知的財産権への侵害は自分たちの仕事と経済にマイナスな影響を与え、人々の食卓には必ず中国産食品がある。子供の玩具もMADE IN CHINA、場合によっては、住む家と着る服にも、中国が関与している。
米国で回収されている中国産水産物(Getty Images)
多くの米国人は、中国の有毒食品の存在を知り始めた際、驚きの後に、熟慮し始めた。「中国は我々になにをもたらしたか」「我々はどうしたら、中国を救うことができるのか、自分自身を救うことができるのか」「中国の本当の素顔はなにか」「どれだけの中国の情報が当局に隠されているのか」などと自分自身に問い始めたようだ。