【大紀元日本8月15日】駐中国韓国大使館の黄正一・政務公使(52)が食中毒の治療のため、中国の病院で点滴を受けている最中に急死した事件で、新しい動きがあった。中国当局は非公式ルートを通じ、韓国側に投薬ミスを認め、該当の診療所を懲罰する意向を示したという。
朝鮮日報の中国語版は北京からの情報として、「黄正一・公使の死因を調査する中国衛生局は、韓国大使館に解剖検査の結果を報告していないが、病院側がカルシウムを含有するブドウ糖注射液と一緒に使用禁止の抗生物質・セフトリアキソンナトリウムを同時に点滴したと、非正式なルートを通して、韓国側に説明した」と報じた。
黄正一・公使は7月28日、近所で購入したサンドイッチを食べたところ、激しい腹痛と下痢の症状が現れ、翌29日朝に市内中心部の朝陽区光華路にある診療所「ビスタ・クリニック」(維世達診所)でリンゲル注射液の点滴を受けている最中に、呼吸困難に陥り死亡した。病院側は、同公使の死因は心筋梗塞と発表した。