タイの新憲法草案の是非を問う同国初の国民投票が19日実施され、即日開票された。集計の結果、賛成票が過半数を上回り、草案の承認は確実となった。12月の総選挙実施に向けた下地が整ったことになる。
ただ、反対票を投じた有権者も多く、依然としてタクシン前首相が政治的な勢力を維持していることを示唆する結果となった。
開票率95%の時点で、賛成票は58.24%、反対票は41.76%だった。
選挙管理委員会のウェブサイトによると、投票率は56.63%だった。タイ全土の有権者数は約4500万人。
また、暫定政府のスラユット首相は総選挙について「年末に確実に実施される」と述べている。
総選挙は12月16日、あるいは23日に実施される可能性が高い。
[バンコク 19日 ロイター]