【大紀元日本8月22日】香港「中国人権民主運動情報センター」(以下、情報センター)によると、中国共産党第十七回全国代表大会(以下、党大会)を前に、当局はメディア各社に対して取締りを行い、南京市だけでもラジオ局12社の放送が強制的に停止させられたという。全国で放送停止を余儀なくされるラジオ局は100社を超えると予測される。
情報センターによると、南京市12社のラジオ局は、深夜番組で「性」および「幽霊」などの話題を取り上げており、内容が不健全であるという理由で放送停止を命じられたという。また、生放送であることから、党大会を前にして、政治的問題を引き起こしたくないことが理由だという。
一方、中国当局は、海外からの中国向け放送に対しても妨害を行っているという。情報センターによると、中国当局は7月以降、海外からの放送に対する電波妨害率が上昇したと同時に、電波妨害の範囲および妨害する電波発射拠点を拡大したという。また、妨害する電波を発する場所の多くは軍事禁止地区に設置されていることから、十七党大会前に海外からの放送を妨害するために軍部も関与しており、この状況は十七大開催後まで続くとみられる。
(翻訳・豊山)