中国製の絵本も危険?欧州印刷業界から懸念の声

2007/09/02 更新: 2007/09/02

【大紀元日本9月2日】「オーストリア印刷およびメディア技術協会」は最新号のニュースリリースで、塗料から基準を超えるが検出されたとして、回収された中国製の玩具だけではなく、中国製のカレンダーも含まれていることを明らかにした。同協会は、ヨーロッパの市場に出回っている中国製の子供絵本にも同様な危険性があるとの懸念を示した。

「ドイチェ・ベレ放送局」によると、同協会のミシェル・ホエンアイガ主席は、「特に子どもの絵本は、子どもの注意力を高めるために、一般印刷のほかに、金色または銀色も使い、華やかに飾られており、様々な印刷技術を取り入れている。これらの絵本の多くは、シルクスクリーンで製作されている。特にアジアの場合、使用する塗料は表示義務がないが、健康を脅かす成分が含まれているかもしれない。我々はこれまでの報道に対して、不安を感じる」と懸念している。

同協会のニュースリリースによると、欧州印刷産業連合会(Intergraf)は少し前に、中国印刷業の発展についての研究報告を発表し、健康・安全および環境保護に関する効果的な規定とその執行状況についての情報は殆ど見つからないという。ホエンアイガ主席は、欧州連合の関連規定を輸入印刷製品に適用させるよう呼びかけた。

(翻訳・豊山)
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