【大紀元日本9月10日】国家環境保護総局局長によると、中国の約半数の都市で、地下水の汚染が深刻で、農村に住む人々三億人以上の飲用水に問題があるという。ある地区では、河は干上がり、水はすべて汚染されているという。
「南方週末」の報道では、現在、中国7大水系中、松花江、黄河、淮河の汚染は中度、遼河、海河の汚染は重度であると報じられた。もはや水質汚染はすでに全局面の問題である。
全国人大環資は本年7月に淮河、遼河において実地検査を行い、処理する速度が汚染のスピードに追いつかないことがわかった。南水北調工程は「汚染の大ネットワーク」「汚染の引っ越し」などと揶揄されている。これらは北方、特に首都・北京の水不足問題対策が巨大な環境の圧力に直面していることを意味する。
汚染が最も深刻な東線工程では、飲用水にはほど遠い最低基準となってしまった。汚染は利潤追求の為に造り出され。実際我々は汚染によって最終的には利潤を得たが、現在の汚染処理の代価はその数十倍の額になりそうだ。
(希望之声記者・宇欣、翻訳・坂本)