【大紀元日本9月20日】中国では奇形児の出生率が年々高くなっており、専門家はその原因として汚染、晩婚、不健康な生活様式を挙げている。中国官製メディア「チャイナ・デイリー」が報じた。
「国家婦幼保健センター」の専門家の話によると、中国では毎年100万人の奇形児が出生し、主な症状としては先天性心臓病、神経系統の奇形、唇裂、手足の奇形やその他の障害が見られるという。これら先天的な奇形を持つ乳児の数は1000人に60人の割合で、この比率は他の先進国に比べて3倍も多いという。同センターによると、都市部で高齢出産の傾向があるのに加え、「危険な汚染物質や、不健康なライフ・スタイル」が影響しているという。
中国衛生部のデータによれば、3分の1の奇形児は生まれて間もなく死亡。また、奇形児の出生は、全国の10分の1の家庭に影響しており、毎年10億元(1・33億ドル)の財政が費やされている。
英紙「フィナンシャル・タイムズ」は今年7月、中共政権が「世界銀行」に対し、環境汚染による中国人の早期死亡者数を公表しないよう依頼したと報道した。同行の報告によると、毎年46万人の中国人が大気汚染や水質汚染が原因で死亡し、さらに30万人が屋内の中毒で死亡しているという。
(翻訳・坂本、編集・田中)