【大紀元日本9月20日】香港中国人権と民主化運動情報センターによると、中国北海艦隊司令官・蘇士亮氏(兼・済南軍区副司令官)の専用車が数ヶ月前に青島市の交通警察に臨時検査された時、運転手が交通警察と言い合いになり、取っ組み合いになり、双方が軽傷を負った。最終的に、海軍の圧力で交通警察官に過失があったとして処分された。
情報センターは、交通警察の証言を公表した。それによると7月12日晩、中国共産党中央政治局常務委員・羅幹氏がオリンピックの保安状況を視察するため、青島市に来る予定があり、同市の交通警察は警備のレベルを高めて車の臨時検査を始めた、その夜、交通警察は青島南区の仏陀通りで海軍上層部のナンバー・プレート車を発見したが、単車での警備車両の随行はなかったという。
交通警察は偽装車両と疑い、検査をかけた。車に乗っていた蘇士亮氏は身分証明を提示して、この車が専用車であることを証明した時、警察官は酒気に気づいた。運転手に飲酒を問い質したが、無視されたため、口論に発展した。同警察官は援護を呼んで、運転手にアルコールテストを受けさせようとしたが、拒否されため、取っ組み合いになり、双方が軽傷を負ったという。
運転手は青島公安局に同警察官の除名を求め、更に青島の「軍隊支援事務室」を通じて圧力をかけた、青島公安局は、交通警察の反発を買わないように事件の揉み消しを計ろうとしたが、最近また交通警察と青島軍隊のトラブルが発生し、軍隊の上層部は青島政府に圧力をかけ、同公安局は蘇士亮氏の専用車を検査した交通警察官の過失記録として処分を下した。
蘇士亮中将(57)は、かつて南京軍区の副参謀長を務め、昨年5月に北海艦隊司令官兼済南軍区の副司令官に昇進した。
(翻訳/編集・侍傑)