【大紀元日本9月24日】米国で乳児2人が中国製ベビーベッドの隙間に挟まれ窒息死したことで、ベビー用家具メーカー・シンプリシティ社(ペンシルバニア州)は9月21日、約100万セットの自主回収を発表した。米国消費者安全委員会(CPSC)は、このベビーベッドでこれまでに乳児7人が出来た隙間に挟まれた事例を確認したほか、同製品の新型モデルでも乳児1人が亡くなっているケースを現在調査している。
CPSCの調査によると、ベビーベッドは組み立て家具で、購入者が部品を適切に組み立てることができない可能性が高く、その場合部品がはずれて出来た隙間に乳児が挟まれて、ケガ、窒息死する危険性があると報じた。
これまでに9ヶ月と6ヶ月の乳児2人の死亡が確認され、また、同製品の新型でも、1歳の乳児が死亡しており、現在調査中であるという。欠陥は設計などと関連があり、中国での製造による問題の可能性が高いという。
また、同社が販売しているベビーベッド11種類についても、今回の回収事件の影響を受けるかもしれないという。
同社の製品は、米国最大の小売業者ウォルマート社などが代理販売している。