中国特許訴訟:フランス大手メーカー敗訴、上訴の構え

2007/10/05 更新: 2007/10/05

【大紀元日本10月5日】中国浙江省温州市中級法院(地方裁判所に相当する)はこのほど、フランス大手電機メーカーシュナイダー・エレクトリック社が特許侵害したとし、10点xun_ネ内に、中国企業「正泰集団」に3・3億元(約56億円)の賠償金を支払うよう命じた。

「正泰集団」は去年8月、自社の低圧電気製品の5つの特許を侵害したとして、シュナイダー社を告訴した。

原告は、被告がこの特許侵害により8・8億元(約150億円)の収入を得たと指摘している。

中国メディアは、今回の判決は中国民間企業が世界大手メーカーに勝訴する先例を作り、中国において知的財産権訴訟の賠償金記録を刷新したと報じた。

一方、シュナイダー社中国法人のディフライス社長は、判決は「完全に不合理である」と述べ、「わが社はこの技術分野において世界をリードしている。我々は浙江省の高等裁判所に上訴する」とコメントした。

また、同社長は、シュナイダー社が「正泰集団」による国内外での特許権侵害を告訴する構えを示唆した。

調べによると、シュナイダー社が1999年に北京で訴訟を起し、「正泰集団」の2つの製品が自社の3つの特許を侵害していると告訴した。その後、1つの特許は無効と断定され、ほかの2つについて、審理中だという。

(翻訳・叶子)
関連特集: