第17回党大会、民衆は無反応・無関心

2007/10/17 更新: 2007/10/17

【大紀元日本10月17日】中国共産党(中共)第17回大会が10月15日、北京で幕開けし、胡錦濤・総書記は2時間半近くの政治報告を行った。新華ネットは「13億人民の意志を集め、 (2千人あまり)が40回も拍手した」との報道に対して、大陸民衆はまったく無関心だった。北京政府に対し異論を持つ人々は、党内権力按配した後の民衆に見せるための演出に過ぎないと指摘した。

*権力配分済の投票

第17回党大会に対して、西安民主活動家・馬暁明氏は「権力配分後、機械的に手を上げて投票の形をしただけだ」とコメントし、胡錦濤の報告についても新たな意見がないと示した。

馬氏は、「党大会の開催前に、警察は自宅まで訪ねて、開催期間中に遠く出かけてはならない、安定に不利な発言や文章の発表は禁止すると警告された。実際、私はこの大会を重視していないし、そのための発言や文章も出さないし、私は自分がこれまでの認識とやり方で事を運ぶだけだ」と語った。

馬氏は「共産党はこれまで何度も大会を開いているが、それらはすべて形式を行うためであって、私はまったくそれに希望は持たないのだ。今回は、様子からすると、相当の人数が中心グループを退き、代わりに新人が交代するのだ」と分析した。

馬氏は、専制政権の利益と民衆の利益は相容れないものだとし、中共指導者のいろんな報告の中で、民生に言及しないことはなかった。しかし、民衆の利益は日に日に深刻な侵害を受けているのだと指摘した。馬氏は、ウェブサイトに掲載された言葉「派閥は基礎、権力が目的、反腐敗は民衆を呼び寄せる政治力だ」に同調すると示した。

*リハーサル済みの演出

西安異議人士・_deng_永亮氏は馬氏に同調し、第17回党大会における政治交易および権力配分はすでに内定されており、演出者らがリハーサル済みの劇を演出しただけだと強調した。_deng_氏は、党大会前に、ウェブサイトで文章を発表したことで、国保に四川へ強制送還された上、妻と家族全員が連座させられ、職に付くことができず、生活が苦しい状態に陥っていると訴えた。

*いつもの論調、面白みに欠ける

西安著名な人権弁護士・張鍳康氏は、会議発言者の発言内容は、体制改革は西側社会のものをそのまま持ってくるわけには行かないなどなどと、いつもの論調だと指摘した。記者は張弁護士の周りの人の反応について取材したが、張氏は周りの人は何の反応もなかったと語った。

十数日前に警察は張弁護士の自宅を訪ね、党大会開催期間中に北京へ出かけることは禁止すると強要し、最近も警察から居場所確認の電話が何度もあったという。

*共産党、会議が多くなるほど、民生が苦しくなる

一方、黒竜江省の富錦市に少なくとも4万人の農民が生計を立てている土地は、政府に十数年をわたり占領されたままで、未だに解決されていない。農民らは地元公安局から、党大会開催期間中に北京への直訴は禁止すると何度も警告され、地元の駅も警察らに制御された。農民らは、党大会には無関心だ。何故なら、農民らは「会議が多くなるほど、民生が苦しくなる」との結論にたどり着いたからだ。

黒龍江省佳木斯市および鶏西市の人権活動家によると、地元の駅周辺は警察だらけで、省の公安、検察、政法委上層部らが直訴者を取締るために全員北京へ出かけたという。

40歳代の鶏西市人権活動家らは15日のテレビ報道について、記者に対して、「そんなのを見たってしようがない。彼らは民衆を騙し、外国を騙しているのだ。テレビを見る時間があったら、仕事をして生活費をかせぎに出かけるのだ」と冷ややかだった。

黒龍江省双鴨山市身体障害者人権活動家・王氏は、民衆は草のようだとし、自分の周りの人は党大会に対して全く無関心だと語った。王氏は、中共の腐敗を引き起こす体制を改革しなければ、監督規制に欠ける執政は民主とは言えないし、民主がなければ腐敗は必ず生じると指摘した。また、胡錦濤の報告の一部だけを聞いても、大げさに聞こえたのだ。果たして、どれくらいのことが実現できるのかが問題だと指摘した。

(記者・方暁、翻訳/編集・余靜)
関連特集: