【大紀元日本10月25日】中国第17回党大会は21日に閉幕した。北京の民主運動家・胡佳氏はこのほど、独誌「シュピーゲル」のインタビューで「陳情やデモで上京した民衆に対処するため、中国共産党による動員人数は我々の想像をはるかに超えている。多くの政府に異論を唱える活動家も厳しく監視され、その行動の自由も著しく制限された」と語った。
胡氏の推定によると、第17回党大会に出席した2213人の代表1人ずつに500人近くの警備が配置されていたという。北京近郊の軍隊も警備体制に入っており、それに掃除やガイドなど、公共秩序を維持する82万人を含めて、今大会の動員人数は、確かに一般人の想像を超えているという。
さらに、「北京はバグダッドではない。中国にはテロもない。これらはすべて陳情やデモを行う、政府に異論のある活動家に対する措置ということが明らかだ。中国共産党自身が罪悪感と不安があるので、陳情の民衆が調和社会のイメージを破壊するのではないかと恐れているのだ」と語った。
党大会の期間前後、政府に異論を唱える活動家らの多くは厳しい弾圧を受けた。胡氏は「今年5月18点xun_ネ来、自分は自由に家を出ることができなくなり、家の入口に武装警察2人が立って監視している。妊娠した妻の付き添いとして病院へ行く時でさえ、予め公安局に知らせなければならなかった。こんな厳密な監視はこれまでなかった」と語った。
(翻訳・林文彦)