【大紀元日本11月15日】ダライ・ラマ14世がチベットに戻ることを公開支持した四川省甘孜州チベット人指導者アイタク氏(53)はこのほど、国家政権転覆罪として中国当局に拘束され、来週判決が言い渡される。
中国人権民主運動情報センターは検察院関係者の話を引用し、アイタク氏のために弁護しようとした弁護士は中国当局に拒否されたとし、政府側がアイタク氏に弁護士を別につけたという。今年8月1日に、甘孜州理塘県では大規模な競馬の大会を含む解放軍設立80周年の記念式典で、アイタク氏は予告もなく会場でいきなり演説を始めた。同氏は当時、ダライ・ラマの帰国を支持する内容を発表したため、その場で公安に拘束された。後にアイタク氏の解放を求める千人以上のチベット人は、数百人の武装公安警察と流血衝突し、少なくとも30人のチベット人が強制連行されたという。
中国中央政治委員会は今回の衝突事件を「特別重大政治事件」として定めた。
(翻訳/編集・余靜)