【大紀元日本12月1日】中国の株式市場は、最近大幅な下落が続いたため株とファンドへの投資が人気を失っている。個人投資家の多くは金市場に移っているという。
中国紙「市場報」の報道によると、金価格が上昇していることから、敏感な投資者が金の取引に注目し、中国の各銀行では毎月開設される金取引の新規口座の増加幅が全体の10パーセントを上回ったという。
報道では、今年10月以来、金投資の月収益率は9・5パーセント、ファンドと株券の投資より収益が上回っているという。
一方、最近一ヶ月の状況を見ると、株とファンド投資の収益はあまり高くない。かつて非常に人気が高かったファンドの投資は最近一ヶ月の収益率はマイナスであり、株の場合は更に状況が把握しにくく、株の投資者はファンド投資者より大きな損を蒙ったという。
報道によると、金価格の高騰は金市場への投資ブームを誘発した。例えば、中国で金の実物取引の投資を運営するある会社は、最近北京の市場に30キロのゴールド・バーを供給したが、48分で完売した。同会社は今年10月、四川成都だけの販売量が百キロを突破した。2003年の実績では、平均1ヶ月の販売量は只の30キロしかなかったという。
報道では、短期間のうちに金価格が継続的に上昇する見込みだが、リスクも高くなり、投資する際に慎重さが必要であると警告している。
(翻訳・侍傑)