【大紀元日本12月20日】
写真右から~荒木代表、実行委員長の大沢さん、家族会代表の飯塚さん
北朝鮮の拉致被害者に日本での奪還活動を伝える短波放送「しおかぜ」の集いが16日、東京練馬の陸上自衛隊・朝霞駐屯地の広報センターで行われ、特定失踪者問題調査会の荒木和博・代表や家族会代表の飯塚繁男さんらが、北朝鮮の拉致問題をとりあげて糾弾し、親族から拉致被害者に語りかける手紙の読みあげなどを公開した。
短波放送「しおかぜ」は、英国の放送配信会社「TVコミュ二ケーションズ」を通して、毎日30分間北朝鮮向けに流されるもので、拉致被害者に日本での救出活動を伝えるのが目的、被害者家族からの手紙の読み上げなども行われる。その費用は年間約300万円で、全てが一般からの寄付で賄われている。
家族会代表の飯塚繁男さんは、「韓国国民は、日本の官民一体の(拉致奪還)活動を羨ましがっている・・韓国では、朝鮮戦争当時に8200人、休戦協定後にも487人の拉致被害者が確認されており、名簿もあるが、現在の慮武鉉政権下では如何ともしがたい。今度の大統領選挙で政局が好転すれば、真実を知っている韓国人から何らかの情報公開があるかもしれない・・大韓航空機事件のキム・ヒョンヒにも面会できるかもしれない」と韓国次期政権への期待を口にした。
手紙を読み上げる家族会の生島さん
家族会の親族・生島けい子さんは、失踪したたか子さんに宛てた手紙を読み上げた。「北朝鮮に拉致された日本人の皆さん、そして帰還事業でバラ色の夢を描いて北に渡った皆さん、どのようにして冬を越しているのでしょうか、寒さが厳しのでしょうね、拉致された皆さんは20年、30年、40年と長い歳月を耐え忍んでいますが、現地でも家族ができているようですね。私たちは絶対にあなたがたの存在を忘れません!絶対に奪還します。日本政府は放送してくれませんが、この皆さんの善意に支えられた短波放送しおかぜが救ってくれます!」。
会場二階に陳列された工作員の水中スクーター(模型)
(http://chosa-kai.jp/shiokaze.html)