中国境界検問所、チベット独立宣伝品発見、日本人旅行者拘束

2008/06/07 更新: 2008/06/07

【大紀元日本6月7日】6月4日の中広ネット報道によると、中国およびパキスタン国境沿いの新疆ホンチラプ境界検問所で、6月に入ってから引き続き日本人旅行者の荷物から、「チベット独立宣伝物品」を発見したという。兵士は旅行者に対して尋問を行ってから、規定に則り宣伝物品を差し押さえ、日本人旅行者に対して厳重に注意したという。

日本人旅行者・井上達也さんによると、3ヶ月前にインドで旅行しているときに、宿泊先でもう1人の日本人に出会い、少し話してから、相手が持っていたバッジをもらったという。このバッジは海外では「チベット独立」分子の宣伝物品として使用され、「SAVE TIBET」(チベットを救え)と書かれていて、井上さんはそれを記念品として受け取り、旅行バッグに入れたという。

一方、もう1人の日本人旅行者・北井周作さんによると、1ヶ月前にネパールで旅行していた際、地元の人から中国人権を非難する内容が書かれている「チベット独立」の宣伝資料などを受け取ったという。資料にはチベット独立を宣伝する言葉と北京五輪を非難した内容が書かれていたという。

日本人旅行者らは中国当局の審査を受けたが、2人ともに所持した「チベット独立」宣伝物品の内容について、まったく分からなかったことが判明した。当局はその物品を差し押さえた上に、ダライ・ラマ集団は中国を分裂させようとする謀略を2人に対して教え込んだ。中国当局の「教育」を受けた2人は自らの誤りを認め、今後の旅の中で内容不明な宣伝物品を受け取らないようにすると示したという。

(翻訳/編集・余靜)
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