【大紀元日本6月15日】ペルー南部の都市アレキパ及び周辺25の州が暴風雪に見舞われ、気温が零下18度まで低下し、農業および牧畜に甚大な被害が出ている。
アレキパ市はペルー第三の大都市で、周辺の25の州とともに高原地域に属する。これらの地域は平均海抜3500m以上に位置し、毎年6,7月の最高気温は約21度、最低気温は5度である。
ペルー国家水文気象局責任者セバスチャン氏の話では、ここ数日アレキパでは異常気温が続き、大雪やヒョウを伴った雨が降り、チャチャニ火山周囲の積雪は50cmを超えている。農作物が甚大な被害を受け、4万7千頭のアルパカが凍死の危機に直面しているという。
救災活動を進めるために、ペルー政府およびアレキパの地区政府は、アレキパ地区は緊急状態に入ったと発表し、人道主義援助と募金活動を発起した。現在すでに、200箱のオーバーと200箱の毛布が被災区に送られたという。
ペルー国家水文気象局によると、被災地区の低温はしばらく続くという。
(翻訳・坂本)