【大紀元日本6月5日】イスラエルのハイテク企業イデシア(IDesia)の発表した、左右の指先をセンサーに2~3秒触れるだけで生体認証できる技術が、台湾の台北(Taipei)で開催されているアジア最大級のコンピューター見本市「2010台北国際コンピューター見本市(Computex Taipei 2010)」で展示されている。
発表されたのは「バイオダイナミック・シグネチャー(BDS)」という心電図による生体認証技術で、USB接続のマウスのような形をしたセンサー付き機器に触れて心電図を取らせ、専用ソフトウェアが導入されたコンピューターに心拍数や体温、ストレスの程度などを確認させ生体認証させるというもの。
生体認証はこれまで指紋・静脈・網膜などが識別対象の情報とされてきた。イデシアによると、BDS方式は設置コストが安くすみ、数秒で99%正確な識別が可能なので、PCのキーボードやクレジットカードの個人認証セキュリティなどに採用できるという。同社は年内にBDS技術の商業化を目指している。
(佐渡)