【大紀元日本6月7日】東京都荒川区の素盞雄(すそのお)神社周辺では5日と6日、南千住はじめ4地区の氏子が神輿を担ぐ「天王祭」が行われた。夏に流行する疫病を振り払うため行われる天王祭の特徴は、二天棒で担ぐ神輿を地面につくほど左右に振ることだ。神酒所の前や、交差点、境内で掛け声と共に氏子が神輿を大きく振るたび、見守る人々は拍手を送った。
天王祭は3年に一度、本社神輿が登場する「本祭」があり、それ以外の年は「陰祭」とされる。今年は陰祭にあたるが、子ども神輿や町内神輿、大小の山車も出るので賑やかさは変わらない。下町の細い通りに聞こえる氏子の掛け声と誘導の笛、はしゃぐ子ども達が下げる鈴の音などで、祭りの間は昼夜問わず下町に「粋な」騒がしさがあふれた。