「外国の圧力に屈した決定」を是正 オタワ市議会、法輪功に褒賞

2010/06/12 更新: 2010/06/12

【大紀元日本6月12日】カナダのオタワ市市議会は9日、同日を「オタワ市の法輪大法デー」と指定するなどとした、法輪功を褒賞する動議案を満場一致で可決した。同市市長が中国訪問から帰国した後、慣例の5月13日に行う法輪功団体への褒賞を取り消す決定に反対、複数の市議会議員が共同で提出した動議案であるため、市民やメディアの注目を集めている。

過去数年間、現職のオブライエン市長を含め、三代の市長が毎年市議会を代表して、5月13日に法輪功に褒賞を授与、同市在住の法輪功愛好者の社会貢献を高く評価するためものである。

今年の5月13日にも、オブライエン市長からの褒賞が予定されていたが、市長が11日間の中国訪問から帰国した後、状況が急変した。今年の褒賞を行わないという市長側の連絡が現地の法輪大法佛学会に入った。

動議案を提出した議員の一人、市議会のカレーン議員の話によると、市長は褒賞取消の理由について、ある種の約束を交わしたと説明しているが、約束の相手と内容については、明かさなかったという。

地元の主流メディアもこの一件に注目して相次ぎ報じた。

州議会議員で、次期市長選挙候補者のジム・ワトソン氏は、市長の決定は、「外国筋からの圧力に屈した誤った決定である」とけん制した、

結局、市長が5月13日の「法輪大法デー」に祝辞を贈ったが、褒賞を行わなかった。

市長の決定に市議会議員たちが異議を呈した。アレックス・カレーン議員らが市議会に動議案を提出、市長のやり方を是正しょうとした。今月9日の市議会で、同動議案は満場一致で可決された。

同日に授与された褒賞は、「法輪功愛好者は『真・善・忍』の精神理念を堅持して、それを日常生活の中で実行している。すべての環境と状況において、より良い人になるよう努力している。しかも、健康を促進する気功法で体を鍛えている」などと記した。

現地の法輪大法佛学会の代表は、「我々は国家間の正常な貿易活動に反対しない。しかし、貿易は、カナダの民主国家としての、最も根本的な価値観を犠牲にしてはならない。中国政府は、法輪功への弾圧をカナダに輸出しようとしている。彼らはまさに、他国の普遍的な価値観を壊そうしている。中共を信用して追随するすべての人々は、実質上、自分自身に危害をもたらすことになる」と述べた。

法輪功(ファルンゴン)は法輪大法とも呼ばれ、気功によって健康を維持すると同時に、「真・善・忍」の原則を生活で実践して精神の向上を図る、中国の伝統的な身心鍛練法。92年ごろから一般に公開普及してきたもので、心身の健康にとって効果が高いことから、一般庶民から政府高層まで、愛好者が爆発的に増え、1999年7月に中国当局による弾圧が始まるまで、愛好者は1億人に上ったと推定されている。法輪功の公式サイトは、10年間に及ぶ弾圧によって少なくとも3300人が拷問などで死亡、数十万人が投獄されていると発表している。

(翻訳編集・叶子)
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