【大紀元日本6月26日】中国の政府機関と国有企業の財務収支の監査を行う「国家審計署」は23日、全人代の常務委員会に、09年度の中央予算の執行及びその他の財務収支に対して行った監査を報告した。それによると、56の政府中央機関を対象にした監査の結果、すでに精算された3万枚近くの領収書のうち、約18%にあたる5170枚は偽造であり、その総額は1.42億元(約19億円)に達する。
報告を行った「国家審計署」のトップ・劉家義氏によると、8つの中央機関と34の関連企業で、経済行為の実態がないにもかかわらず、偽造領収書で不正流用された国家資金は9784万元(約13億円)に達する。12つの中央機関と37の関連企業では、領収書の会計処理がずさんであるため、偽造領収書で不正流用された資金は4456万元(約6億円)に達するという。
(翻訳編集・叶子)