【大紀元日本7月5日】アフリカ・コンゴ東部の村で2日、大型タンクローリーが横転し、流出したガソリンに引火して爆発した。火が道路に隣接する映画館などにも燃え広がり、館内でワールドカップを観戦していた230人以上が死亡、190人以上が負傷した。
事故原因は詳しくはわかっていないが、同国政府オマランガ通信相によると、4万9000リットルを積んだ大型タンクローリーは前を走っていたバスを追い越そうとして失敗、横転した。流出したガソリンを回収しようと住民らが集まり、そのうちの一人が吸っていたたばこの火で引火し、爆発が起きたという。
事故当時、映画館ではサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会の準々決勝、ガーナ対ウルグアイ戦のパブリックビューイングが行われており、たくさんの人がアフリカ最後のチーム、ガーナの応援していた。
国連はヘリコプターで負傷者の搬送を始め、コンゴ軍も救助活動のため現地に兵士を派遣した。