【大紀元日本7月8日】中国各地に熱波が襲来。河南省鄭州市では7月6日、車の車輪に溶けたアスファルトとその下地の布が巻きつき、車が立ち往生する珍事件があった。
地元紙「鄭州晩報」によると、6日午前11時20分頃、市内の舗装したばかりの道路で、200メートルの距離に6台の車が立ち往生した。車輪には溶けたアスファルトとその下地の布が巻きついたからだ。同道路では2日前から工事が始まり、当日朝方にアスファルトを舗装したばかりだという。
現場では、一台の高級乗用車の運転手が車輪を取り外そうとしていた。両手はアスファルトだらけだった。「左側の車輪に巻きついた布は剥がせたが、右側のはどうしても剥がせないため、車輪を取り外すしかないのだ」という。
3台のバスも立ち往生し、運転手は救援を待っていた。乗客は全員下車して、最寄のバス停まで歩いたという。
また、タクシーと救急車の車輪に同じ布が巻きついたため、危うく衝突しそうになった。幸い、救急車には患者を乗せていなかった。
事故当時、現場には工事に関する看板は無かったと、被害者たちは不満を漏らしていた。