【大紀元日本7月10日】中国河南省平頂山市の炭鉱で、8日午前5時半ごろ、爆発事故が起こった。政府の8日時点での発表によると、6人の死亡と34人の負傷が確認されている。
爆発現場と塀を一枚隔てた炭鉱の安全設備工場責任者は、重さ21トンのクレーンが爆発により10メートルも吹き飛ばされたと、その威力の大きさを話した。
事故現場の鉱区では、工場建物は大破し、鉄板の破片やガラス、炭鉱防爆スイッチなどが飛散。この爆発で、深さおよそ10メートル、幅20メートルほどの大穴ができた。
また近隣の建物も大きな被害を受け、高さ10メートルの工場建物の右側全てが爆発により倒壊し、すべての窓ガラスが砕け散るなどしているという。
専門家の分析によると、爆発は換気孔の上部で発生しているが、具体的な原因についてははっきりとしていない。
爆発発生時、同炭鉱は停電しており、工場は生産停止状態であった。
(翻訳編集・坂本)