【大紀元日本7月20日】ものづくりが趣味の人に愛される「日暮里繊維街」、懐かしい門前町の風情豊かな「谷中銀座」。2008年の舎人ライナー開業から始まった駅周辺開発が著しい街・日暮里に、また新たな歴史が加わった。
17日に日暮里から成田を36分でつなぐ京成成田空港線(通称:成田スカイアクセス)が開業し、これまで50分台だった都心~成田空港までのアクセスを、30分台での到着を可能にした。
これにあわせて荒川区は記念式典「NN36 Festival in ARAKAWA」を19日、日暮里駅(荒川区)前で開催した。NN36とは日暮里のN、成田のNと36分をキーワードにしたもの。ステージでの和太鼓演奏やバルーンアート、オーストリア・韓国・中国の各友好都市の屋台が出展し、数千人の来場者を喜ばせた。
イベント開催にあたり、荒川区都市整備担当の菊池秀明さんは「スカイアクセス開通で、日暮里の重要度が増した。イベントで人の目を引いて、この街にさらに活気をつけたい」と話した。またスカイアクセス利用客に向けて「ぜひ日暮里に一度下りてほしい。日暮里は進化を止めない街だ」と街をPRした。
ステージで迫力の和太鼓演奏を披露した和太鼓同好会「鞆絵(ともえ)太鼓会」は、メンバー40人のほとんどが荒川区民で、地元の人々で編成されている。真夏の太陽の下での演奏に、出演した小学生は「力を出し切りました!」とうなずいた。
(西村)