【大紀元日本7月27日】中国環境保護部は26日、2010年前半の全国環境質量状況報告で、中国の汚染状況は深刻であると公表した。BBC中国語サイトが報道。
報告によると、特に地表水の汚染が深刻。全体としては中度の汚染で、4分の1は工業用水の基準にさえも達していないという。
中国の水質基準は6段階に分けられており、第1、第2、第3段階は飲用水で、第4と第5は工業・農業用水で、6段階は如何なる用途にも適さない。
環境部によると、全国各地で採集したサンプル分析の結果、第1、第2、第3段階の地表水は全国で約49.3%、第4、5段階は26.4%、深刻に汚染された第6段階の地表水は24.3%も占めるという。
中国では近年、環境汚染の状況が深刻になっている。7月にも、大連の石油パイプライン爆発事件による広範囲の海面汚染や、中国最大の黄金採掘場の廃水漏れによる福建省と広東省の広い地域での土地と水質汚染など、3件の重大環境汚染事件が発生している。
(翻訳編集・趙莫迦Zhao Mojia)