【大紀元日本7月31日】EUの報告によると、昨年EU諸国の税関で押収された模倣品のうち64%が中国から来ている。偽薬は73%がアラブ首長国連邦(UAE)からのものだという。
欧州委員会(EC)が発表した税関報告によると、09年、EU税関は港その他の輸入地点において計1億1800件の模倣品を押収した。一部の項目では中国製の模倣品が半数を占めている。中国製が90%に達する項目も発表されている。
EU知的財産権執行法の年度報告によると、押収されたこれらの製品中、中国製が占める割合は靴類90%、電子商品81%、衣類72%、化粧品47%、玩具31%。また、たばこが占める割合は、押収した模倣品全体の35%で、多くはギリシアやイタリアなど中国資本の港から税関の目を盗んで輸入を試みたものである。
リトアニアのアルジルダス・セメタ(Algirdas Semeta)財務相は、来月中国を訪問する際、模倣品問題を提議する予定、とEUの情報筋が伝えている。
一方、アラブ首長国連邦は、薬物とコンドームの模倣品に関して、ほぼ独占的な状態で、押収した模倣品の10件に1件がこの種の商品であった。
(翻訳編集・坂本)