【大紀元日本8月8日】河南省信陽市文物局は6日、同市息県の河原から発掘された1艘の丸木舟は『中国で古代遺物として発掘された最大の丸木舟』であると発表した。
09年7月、同市文物調査チームが、息県郊外の徐庄村を流れる淮河の河原でこの丸木舟を発見し、今年2月に発掘した。全長9.3メートル、最大幅0.8メートル、高さ0.6メートルで、船体の両端は尖っている。1本の木から彫り出されており、保存状態はほぼ完全だという。
鑑定によると、舟は3500年前の商代のもの。この類の舟が中国中部地区で発見されたのは初めてのことで、信陽市の文明史、ならびに全国の水上運輸の歴史にとって重要な意義を持つ、と同文物局局長の秦学書氏は述べている。
この丸木舟は、市博物館開館の際には、同館の至宝として広く市民に公開される予定だという。
(翻訳編集・坂本)