【大紀元日本8月11日】北朝鮮は9日午後5時半からの46分間、南北の海上軍事境界線である北方限界線(NLL)付近の黄海に、130発余りの砲弾を発射した。韓国合同参謀本部軍関係者が明らかにした。
韓国軍部の発表によると、北朝鮮軍は同日午後5時30分頃から約3分間、NLLに近いペクリョン島の周辺水域に10発以上、同5時52分頃からは約22分間にわたり、延坪島周辺に約120発の砲弾を発射した。そのうち、約10発が軍事境界線を越え、韓国国境内に着弾した。
同日まで6日間にわたり行われた韓国の軍事演習に反発したものとみられる。韓国側の演習は同日午後5時頃に終了していた。
北朝鮮軍は3日、韓国軍の演習に対して、「物理的対応打撃で鎮圧する」などと警告していた。
今回の砲弾発射について、韓国側は北朝鮮の軍事演習の一環として受け止めながらも、軍事警備を強化し、海軍の無線交信を介して北朝鮮側に抗議を行ったもよう。
(記者・文竜、楊天儀/翻訳編集・叶子)