【大紀元日本8月13日】中国国家統計局は11日、7月の主要経済指数を発表。消費者物価指数(CPI)が前年同月比で3.3%上昇し、今年最高の伸びとなった。政府が掲げた年間上昇率3%を上回る数値で、インフレの可能性が再び懸念されている。
また、CPIの伸び率は1年物の定期預金基準金利(2.25%)を上回るもので、6カ月連続の「実質マイナス金利」となったため、利上げへの圧力が一段と高まっている。
相次いで発生した洪水により、穀物価格が高騰したことが、CPIが再び6月の2.9%から0.4ポイント上昇した原因と見られている。中信証券のチーフ・エコノミスト、諸建芳氏は第3四半期にはさらに上昇し、3.5%になるだろうと予想している。
(翻訳編集・高遠)