【大紀元日本8月22日】中国と北朝鮮国境の鴨緑江上流にある遼寧省丹東市ではここ数日、豪雨が続いており、各地で洪水や土石流の災害が発生している。鴨緑江周辺の道路が水没し、沿岸の家屋が浸水の被害に遭っている。新華社21日の報道では、4人が死亡したと伝えている。
鴨緑江丹東区域の大洪水は21日朝の測定で流量が毎秒2万トンを超し、多くの堤防、道路が押し流された。また一部の県市の交通、通信、電力供給が中断されており、丹東全市ですでに6.4万人が緊急避難した。
現地気象部門によると、19日から21日朝8時までの丹東市の平均降雨量は162.6ミリを超え、同市中部の鴨緑江支流である愛河の梨樹溝では最高降雨量が597.5ミリに達した。この豪雨により水位も上昇し続けているため、丹東市ではすでに鴨緑江の側に洪水防止ダムを建設し、洪水の都市への侵入を防いでいるという。
初期統計によると、遼寧省東部に位置する丹東寛甸満族自治県で4人が死亡。丹東全市では合わせて44郷鎮が被害を受けたと伝えられている。
また、新華社報道によると、鴨緑江の北朝鮮側でも深刻な被害が出ている。
(翻訳編集・坂本)